「足の裏がしびれている」
「靴下を何枚も履いているような感じがする」
「足裏にスポンジが入っているように、もこもこする」
「砂利や小石を踏んでいるような感覚がある」
「足の裏の感覚が鈍くて歩きにくい」
このような症状でお悩みではありませんか?
足裏の「しびれ」「もこもこ感」「感覚の鈍さ」は、単純に足だけに問題があるとは限りません。
腰から足へ向かう神経、足首周辺の末梢神経、糖尿病などの内科的な問題、足の血流など、さまざまな原因で似たような感覚が現れることがあります。日本整形外科学会でも、足のしびれの原因として腰部脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニア、末梢神経障害、糖尿病など複数の病態が挙げられています。
今回は大阪府八尾市の北京気功整体院が、**「足裏のしびれ・もこもこ感で考えられること」**を分かりやすく解説します。
足裏の「もこもこ感」とは?
「もこもこする」という表現は医学的な病名ではありません。
患者さんによって、
- 厚い靴下を履いている感じ
- 足裏に何かが貼りついている感じ
- クッションの上を歩いている感じ
- 小石を踏んでいる感じ
- ジンジン・ピリピリする
- 足裏の感覚が薄い
- 地面をしっかり踏めていない感じ
など、表現はさまざまです。
大切なのは「もこもこする」という感覚だけで原因を決めつけず、左右どちらに出ているのか、歩くと変化するのか、腰やお尻にも症状があるのかなどを合わせて確認することです。
足裏のしびれ・もこもこ感で考えられる主な原因
1.腰部脊柱管狭窄症
50代以降で特に確認しておきたい原因の一つが、腰部脊柱管狭窄症です。
腰の背骨には神経が通る「脊柱管」という空間があります。
加齢などによる骨・椎間板・靱帯の変化によって脊柱管が狭くなり、神経が影響を受けると、
- お尻のしびれ
- 太もものしびれ
- ふくらはぎのしびれ
- 足先・足裏のしびれ
- 足の感覚がおかしい
- 足が重い
などが現れることがあります。
特に、
歩いていると症状が強くなる
↓
座ったり前かがみになったりすると楽になる
↓
休むとまた歩ける
という症状がある場合は、「間欠性跛行」が関係している可能性があります。
→ 内部リンク:「脊柱管狭窄症について」
→ 関連記事:「歩くと足がしびれる原因は?脊柱管狭窄症と間欠性跛行」
2.腰椎椎間板ヘルニアなど腰からの神経症状
足裏に症状があっても、原因が足にあるとは限りません。
腰椎椎間板ヘルニアなどによって腰から出る神経が影響を受けると、
腰 → お尻 → 太もも → ふくらはぎ → 足先・足裏
にかけて、痛みやしびれ、感覚の異常が現れることがあります。
「腰はそれほど痛くないから、腰は関係ないだろう」
と思われる方もいますが、腰痛が強くなくても脚や足の症状が目立つケースがあります。
→ 内部リンク:「椎間板ヘルニアについて」
→ 内部リンク:「坐骨神経痛について」
3.足首周辺の末梢神経の問題
腰ではなく、足首や足の近くを通る末梢神経が圧迫されてしびれが起こることもあります。
代表的なものの一つが足根管症候群です。
日本整形外科学会でも、足のしびれを生じる末梢神経の病気の一つとして足根管症候群が挙げられています。
そのため、
「足裏がしびれる=脊柱管狭窄症」
とは限りません。
症状の出る場所や動作との関係を確認することが大切です。
4.糖尿病性神経障害
両方の足先・足裏が同じように、
- ジンジンする
- ピリピリする
- 感覚が鈍い
- 冷たく感じる
- 厚い靴下を履いているように感じる
場合には、糖尿病などによる末梢神経障害も確認する必要があります。
糖尿病性神経障害では、両側の足先からしびれや痛み、冷感が出たり、逆に感覚が鈍くなったりすることがあります。
糖尿病がある方の場合、感覚が鈍くなることで靴ずれや小さな傷に気づきにくくなることもあるため、足裏や足指を日頃から確認することも重要です。
5.足の血流の問題
神経だけでなく、血流の問題によって脚や足に症状が出る場合もあります。
末梢動脈疾患(PAD)では、足へ向かう血管が狭くなり、
- 歩くと脚が痛くなる
- 休むとまた歩ける
- 足が冷たい
- 安静時にも痛みがある
などがみられることがあります。
脊柱管狭窄症でも似た「間欠性跛行」が起こるため、自己判断だけで区別することはおすすめできません。
必要に応じて医療機関で血管や神経の検査を受けることが大切です。
「脊柱管狭窄症かも?」と考える一つの目安
次のような症状が組み合わさっている場合は、腰部脊柱管狭窄症との関連を確認する価値があります。
- 歩くと足裏や脚のしびれが強くなる
- 長時間立っているとつらい
- 座ると少し楽になる
- 前かがみになると歩きやすい
- 自転車は比較的楽
- お尻・太もも・ふくらはぎにも症状がある
- 最近、歩ける距離が短くなってきた
- 腰を反らすと脚の症状が強くなる
ただし、これだけで脊柱管狭窄症と診断することはできません。
足のしびれには多くの原因があるため、症状が続いている場合は医療機関で原因を確認しましょう。
足裏がしびれる時こそ「腰だけ」「足だけ」で考えない
北京気功整体院では、足裏のしびれや歩行のお悩みがある方に対して、痛い場所だけを見るのではなく、
足 → 足首 → 膝 → 股関節 → 骨盤 → 腰
まで身体全体のつながりを確認します。
必要に応じて、
- 足長
- 足幅
- 足囲
- 足裏のアーチ
- 足のアライメント
- 左右の荷重バランス
- 立ち方
- 歩き方
- 靴のサイズ
- 靴のフィッティング
- インソール
なども確認します。
足裏の感覚が変わっていると、無意識に歩き方を変えてしまう方もいます。
そのため当院では、症状のある場所だけを追いかけるのではなく、**「現在どのように立ち、どのように歩いているのか」**まで確認することを大切にしています。
このような症状がある場合は整体より医療機関を優先してください
足裏のしびれの中には、早めに医療機関で確認した方がよい症状もあります。
特に、
- 急に足に力が入らなくなった
- 足首や足指が動かしにくくなった
- 麻痺が急速に強くなっている
- 排尿・排便に異常が出てきた
- 股の間・会陰部の感覚がおかしい
- 足が極端に冷たい、色がおかしい
- 糖尿病があり、足に傷・潰瘍・腫れがある
- 症状が急速に悪化している
といった場合には、整体ではなく速やかに医療機関へ相談してください。
足裏のしびれを「年齢のせい」で終わらせない
「もう70歳だから仕方ない」
「歳を取れば足はしびれるもの」
「病院で狭窄症と言われたから一生付き合うしかない」
と最初から決めつける必要はありません。
一方で、何でも整体だけで解決しようとすることもおすすめできません。
まず必要なのは、何が足裏の違和感に関係しているのかを整理することです。
医療機関で確認するべきものは医療機関へ。
そのうえで、姿勢・関節の動き・歩行・足元・靴など、身体づくりとして取り組める部分を見直していくことが大切だと考えています。
北京気功整体院が目指していること
私たちが目指しているのは、
単に「しびれを何点にするか」だけではありません。
その先にある、
「また旅行へ行きたい」
「自分で買い物へ行きたい」
「散歩を続けたい」
「家族と出かけたい」
「いつまでも自分の足で歩きたい」
という生活を大切にしています。
足裏のしびれやもこもこ感によって歩くことに不安を感じている方は、一度ご相談ください。
いつまでも自分の足で歩き、やりたいことを楽しめる身体づくりを一緒に目指していきます。
よくある質問
Q1.足裏がもこもこするのは脊柱管狭窄症ですか?
脊柱管狭窄症で足先や足裏に感覚異常が現れることはありますが、それだけで脊柱管狭窄症とは判断できません。腰椎椎間板ヘルニア、末梢神経障害、糖尿病、血流障害などでも似た症状が起こる場合があります。
Q2.腰が痛くなくても腰から足がしびれることはありますか?
あります。腰の神経が関係していても、腰痛よりお尻・脚・足裏などの症状が強く現れる場合があります。
Q3.両足の裏がしびれる場合はどうすればいいですか?
腰部脊柱管狭窄症のほか、糖尿病性神経障害なども考える必要があります。長く続いている場合や悪化している場合は、まず医療機関で原因を確認することをおすすめします。
Q4.歩くと足裏のしびれが強くなります。
歩行によって症状が強くなり、座ったり前かがみになったりすると楽になる場合は、脊柱管狭窄症による間欠性跛行でみられる特徴と似ています。ただし血管の問題でも歩行時に症状が出るため、自己判断は避けましょう。
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北京気功整体院
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監修・執筆
北京気功整体院
院長 李 光林
