「坐骨神経痛になったら、動かない方がいいの?」
「ストレッチをした方がいいの?
「歩いたら悪化しそうで怖い……」
このように悩んでいる方は少なくありません。
坐骨神経痛では、お尻から太もも、ふくらはぎ、足先にかけて痛みやしびれが現れることがあります。
しかし、痛いからといってずっと安静にすればいいわけでもありません。反対に、痛みを我慢して無理に動けばいいわけでもありません。
大切なのは、現在の身体の状態に合わせて活動量を調整することです。
北京気功整体院の坐骨神経痛ページでも、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症など、坐骨神経痛の背景にはさまざまな原因があることを説明しています。
今回は、坐骨神経痛でお悩みの方に特に気をつけてほしい「やってはいけないこと」を7つ解説します。
1.痛いからといって長期間安静にしすぎる
坐骨神経痛になると、
「動いたらもっと悪くなるのでは?」
と不安になり、一日中横になってしまう方がいます。
強い痛みがある時に一時的に休むことは必要ですが、長期間の寝たきりや安静のしすぎには注意が必要です。
NHSやNICEでも、可能な範囲で通常の活動を続け、長時間座ったり横になったままにしないことが勧められています。
長く動かない状態が続くと、身体がこわばったり筋力が低下したりして、かえって日常生活へ戻りにくくなる場合があります。
大切なのは「少しずつ動く」こと
完全に動かないのではなく、
- 数分歩いてみる
- 同じ姿勢を長時間続けない
- 痛みが強くなる前に休憩する
- 短時間の活動を何回かに分ける
など、無理のない範囲から始めましょう。
2.痛みやしびれを我慢して強くストレッチする
坐骨神経痛について検索すると、たくさんのストレッチ動画が出てきます。
しかし、
「坐骨神経痛なら、このストレッチをすればいい」
とは限りません。
坐骨神経痛の背景には、腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、すべり症などさまざまな状態があります。
身体の状態によって楽になる動きもあれば、逆に症状が強くなる動きもあります。
特に、
- お尻から足先へのしびれが強くなる
- 痛みの範囲が広がる
- 足に力が入りにくくなる
- ストレッチ後も症状が強く残る
といった場合は、無理に続けないようにしてください。
運動中に痛みが出た場合には中止し、不安がある場合は医療専門職へ相談することも推奨されています。
3.いきなり激しい運動をする
「運動した方がいい」と聞いて、急に長時間歩いたり、筋トレを始めたりするのもおすすめできません。
坐骨神経痛では、まったく動かないことと、無理をして動きすぎることの両方を避けることが大切です。
例えば普段ほとんど歩いていない方が、突然1時間歩いたり、スクワットを何十回も行ったりすると、身体への負担が急激に増える可能性があります。
最初は、
「10分歩けたから翌日は12分」
というように、身体の反応を確認しながら少しずつ増やしていきましょう。
4.中腰や身体をひねった状態で重い物を持つ
坐骨神経痛がある時には、
中腰+ひねり+重い物
という組み合わせには特に注意してください。
現在の北京気功整体院の坐骨神経痛ページでも、中腰を長時間続けたり、急に重い物を持ち上げたりした際に症状が起こる場合があることを紹介しています。
物を持ち上げる場合は、
- 身体の近くで持つ
- 急にひねらない
- 無理な重さを一人で持たない
- 必要に応じて周囲の人に手伝ってもらう
ことを意識しましょう。
安全な方法で重い物を持ち上げることは、坐骨神経痛の再発予防という面でも推奨されています。
5.長時間同じ姿勢を続ける
デスクワークや車の運転などで、
「気づいたら2時間ずっと座っていた」
という方は多いのではないでしょうか。
坐骨神経痛の場合、長時間座り続けることで症状がつらくなる方もいます。
反対に脊柱管狭窄症などでは、立ち続けたり歩き続けたりすると症状が出て、休むと楽になるケースもあります。
つまり、
「座るのが悪い」「立つのが悪い」というより、同じ姿勢を長く続けすぎないことが大切です。
30分~1時間を目安に一度姿勢を変えるなど、ご自身の症状に合わせて調整してみてください。
6.しびれや筋力低下が悪化しているのに我慢する
「多少しびれていても、そのうち治るだろう」
と何か月も放置することにも注意が必要です。
坐骨神経痛では、お尻や脚の痛みだけでなく、しびれや筋力低下が現れる場合があります。
特に、
- 足に力が入りにくくなってきた
- つまずくことが増えた
- 足を引きずるようになった
- しびれの範囲が広がっている
- 日ごとに症状が強くなっている
といった変化がある場合は、自己判断だけで様子を見続けず、医療機関で評価してもらうことをおすすめします。
日本脊椎脊髄病学会でも、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などによって神経が圧迫されると、しびれや感覚障害が起こることがあると説明しています。
7.排尿・排便異常などの危険な症状を放置する
これは非常に重要です。
坐骨神経痛のような症状がある方で、
- 両脚に強いしびれ・脱力が出てきた
- 股間・お尻周辺の感覚がおかしい
- 尿が出にくい、または尿を漏らしてしまう
- 排便をコントロールできない
- 急激に脚の筋力が低下した
などがある場合は、整体やセルフケアより先に、速やかに医療機関を受診してください。
こうした症状は、緊急性の高い神経障害でみられることがあります。
坐骨神経痛では「何をしないか」だけでなく「どう動くか」が大切
ここまで「やってはいけないこと」を紹介しましたが、
坐骨神経痛だからといって、何もしてはいけないわけではありません。
むしろ大切なのは、
今の身体に合った動き方を見つけることです。
基本的には、
- 長時間同じ姿勢を避ける
- 無理のない範囲で身体を動かす
- 少量の運動から徐々に増やす
- 症状が強くなる動作は調整する
- 睡眠や日常生活も整える
といった考え方が重要です。
「完全安静」でも「痛みを我慢して運動」でもなく、その中間を探していきましょう。
坐骨神経痛は腰だけを見ればいいとは限りません
坐骨神経痛というと、
「腰の神経が悪い」
と考える方が多いかもしれません。
しかし、実際の身体の動きでは、腰だけでなく、
足 → 足首 → 膝 → 股関節 → 骨盤 → 腰・背骨
が連動しています。
北京気功整体院では、腰やお尻だけではなく、姿勢、骨盤・股関節の動き、左右差、足の状態、歩き方なども確認しています。必要に応じて足長・足幅・足囲、足のアーチ、靴やインソールなどについても確認します。
「マッサージを受けても繰り返す」
「病院では異常が少ないと言われたけれど、痛みやしびれが続いている」
「何をしたらいいのか分からない」
という方は、一度現在の身体の状態を整理してみることも大切です。
詳しくは、
をご覧ください。
坐骨神経痛でよくある質問
Q.坐骨神経痛は歩かない方がいいですか?
必ずしも歩いてはいけないわけではありません。
長期間まったく動かない状態は避け、可能な範囲で身体を動かすことが一般的に推奨されています。
ただし、歩くほど脚のしびれや痛みが急激に強くなる場合は、歩行時間や距離を調整してください。
Q.坐骨神経痛はストレッチした方がいいですか?
身体の状態によります。
気持ちよく動かせる程度なら問題ない場合がありますが、ストレッチによって脚の痛みやしびれが強くなる場合は無理に続けないでください。
Q.坐骨神経痛の時は安静にした方がいいですか?
強い痛みがある時に休むことは必要ですが、長期間寝たままで過ごすことは一般的には推奨されていません。可能な範囲で日常生活を続け、少しずつ身体を動かしていくことが大切です。
Q.坐骨神経痛はどのくらいで病院へ行った方がいいですか?
痛みやしびれが徐々に悪化している、数週間経っても改善しない、日常生活に大きな支障がある場合は医療機関へ相談してください。
また、排尿・排便障害、股間周辺の感覚異常、両脚の強いしびれ・脱力などがある場合は、速やかな医療機関受診が必要です。
まとめ|坐骨神経痛は「安静にしすぎず、無理もしない」
坐骨神経痛でやってはいけないことは、
- 長期間安静にしすぎる
- 痛みを我慢して強いストレッチをする
- いきなり激しい運動をする
- 中腰やひねった状態で重い物を持つ
- 長時間同じ姿勢を続ける
- しびれや筋力低下の悪化を放置する
- 排尿・排便異常などの危険な症状を放置する
です。
大切なのは、
「痛いから動かない」でも、「痛くても我慢して動く」でもありません。
現在の身体の状態を確認しながら、適切な活動量を見つけていくことです。
北京気功整体院では、腰だけを見るのではなく、足元から膝・股関節・骨盤・背骨、姿勢や歩行まで確認し、一人ひとりの身体に合わせた施術・セルフケアの提案を行っています。
坐骨神経痛で、
「何をしていいか分からない」
「歩くのが怖くなってきた」
「お尻から脚の痛み・しびれが続いている」
という方は、お気軽にご相談ください。
北京気功整体院
大阪府八尾市清水町2-2-17
TEL:072-998-7686
